KOHEYガシガシやるタイプじゃないと。
で、ジェームス、ハリーはその点はバッチリだったんで。
林:中学生の時からギターリストになろうと思ってたんだ。
KOHEY:うん。もっと言えば小学生の時、ギターリストになりたいって。
林:もう、何回もみんなに聞かれてだろうけど、きっかけは何?
KOHEYもともとGSなんですけど。音楽に、自分で初めてレコードをねだって買ってもらったのは。その前にも親が聞いてたりとか。それもあったんですけど。
林:うんうん。
KOHEYGSからしばらく、遠ざかってて、小学校の高学年の時にCREAMを聞いて、CREAMからBEATLESも含めてガーっと洋楽の方に。
林:
ふーん。すごいねー。で、なんでギターリストなの?
KOHEYサウンドだと思うんですよね。最初に聞いたCREAMのサウンドっていうのが、電子音っていうのかな?今でいう、Fuzzみたいな。あーいった、ノイジーで、おもいっきりロンドンな感じというか。日本じゃありえないサウンド。それでじゃないですかねその、ビーンっていうエレキの音がシビレました。
でー、そのCREAMから、元々ブルースじゃないですか、CREAMって。それからBBとかの方に即行っちゃったんですよ。
へーふーん。それがスライダーズで実際にバンドやったのはロックンロールでしょ。その時にブルースとかにいかないで、なんでそっちの方に?
KOHEYうーん、まーその、ブラックが好きになっちゃったんですよ。
だから、当時で言えば、僕の友達とかはBAD COMPANY聞いたり、
林:懐かしいな
KOHEYFREE聞いたりね。GRAND FUNK RAILROAD聞いたりとか、長髪でラッパのズボンはいてるという。あの、ヒッピーな、あーゆースタイルがあるじゃないですか。僕ね、憧れなかったのあの人達に。
どっちかというと、うぐいす色の、タイトな、TEMPTATIONSみたいな、ソウルマンみたいな。(笑)アフロな頭がかっこいいとか思いだしちゃって。なぜか。そっちの方がいかしてると思って。
そういうのもあって、当時、中村とうようさんがブルースの世界っていうラジオ番組をやっていてそれに夢中だったのもあったんだけど。ブラックミュージックっていうのは最高の物なんだみたいな子供ながらに思っちゃって。
林:子供の時代から今でもずっと変わってないんだ。
KOHEYそうだね。高校入ってからははディスコ。行きだしちゃったから、ソウルファンク系。聴いてたんだけど。
まー、BEATLES、Bob Dylan、Rolling Stonesみたいなものは、本当にチラッチラとしかさわり程度でしか聴いてなくて。スライダーズのメンバーに会って、初めて深く聴き出したような感じなんです。 Stonesなんかは特に。
林:でも、スライダーズに入ってからは、見かけのファッションもサウンドもそんなに黒っぽくないじゃない?
KOHEYそう。サイケデリックだよね。
林:だよね。
それは、公平的には大丈夫だったの?
KOHEYそれは、大丈夫だったんですけど、スライダーズで始めるくらいの時に吉祥寺のロック喫茶で僕、働いていて、「Get ya ya ya's out」っていうアルバムがあって、それはもう、死ぬほど聴いて。ブルースの世界って僕にとってはヘッドホーンの中の、本当に、一人の世界だったんですよずっと。
仲間と一緒にやることもそんなないし、ただ、家でB.B.Kingの「LIVE AT THE REGAL」のレコードかけて一緒に弾くっていうのが僕にとってのブルースだったんだけど。
Stonesのロックンロールって
なんかサーカスみたいなところがあるじゃないですか。機材のっけてバスで走っていろんな所で旅して演奏してっていう。その生活がしたいと思いだしちゃって、そのライブ聴いてたら。憧れて憧れてジャケット見ながら、いろんな事を空想しながら聴きまくって。
その、スライダーズでロックンロールバンド、旅するロックンロールバンドになりたいっていう。
林:その思いで?
KOHEYそう。その本当にあのレコードからなんですよ。ロックンロール最高と思ったのは。


戻る

ご意見、質問などお便りの宛先は
whoop@whoop.co.jp
までドーゾ