KOHEY:バンドマン的な。
林:そうそう。それは麗蘭の時もそうだし、特に99 1/2なんか完全にバンマスだから、そういう意味では俺は両方好きなの。その辺の。俺が見てそう思うんだからやってる方としての意識としては違うのかなって?
KOHEY:うーん。現場の数だけ顔がある。(笑)ってそういう感じはありますけどね。
例えばレコーディング呼ばれて行った時とライブでも違うし。だけど、やってる事は同じなんですけどね。でも、気持ち的に楽ですよギターリストとして呼ばれた時って。
林:もう一つ深い事聞いていい?前チャボさんの番組の時にインタビューで公平に聞いた時はチャボさんと同じ答えをしてたんだけど。ギターリストとしてチャボさんがすごく唄いやすいように弾きたいっていうのと、もちろんスライダーズの時はハリーが唄いやすいように。チャボさんも同じように清志郎さんの事をそういう風に言ってたんだけどさ、甲斐さんの時にさ、土屋公平のギターっていうのはさ、甲斐さんが唄いやすいってとかじゃなくバトルしてる感じがすごく俺の中にあるのよ。それって意識が違うのかな?
KOHEY:それはちょっと結構深いですよ。
林:深い?見てる?俺
KOHEY:その、なんていうのかな?今そう言われてピンときたのは、それはスライダーズだからとかチャボさんだからとかじゃなくて甲斐さんの曲っていうのはメロディーがバッチリ決まってるんですよ。だから、どう行っても全然動かないものが真ん中にあるような気がする。それはすごく甲斐さん特有の歌の作り方なんだろうけど、絶対ゆれないんです。何弾こうとも。
だけど、チャボさんとハリーってまた違うんだけれども、歌も一緒にグルーヴで転がす感じがあって
そこで、飛び出したり、ひっこんっだり。ガンガンガンガンこれやっちゃうと、全体的に伝わりづらくなる。自分としては恥ずかしいプレイになっちゃう。それやっちゃうと。
林:なるほどね。深いねそれは。
KOHEY:そういう事なのかな?って今言われて。パパッと思った。
タイプ的には3人とも違うけど。甲斐さんのメロディーは何をやろうがってとこがありますね。
さっき言ったみたいに現場があるだけ顔があるっていうのは、音が出た瞬間に、あっこれがかっこいいなって思う事って、例えば今、甲斐さんの話が出たから甲斐さんリハーサルできっちり弾いてて、本番がバッって始まった時に、絶対これきっちりやっちゃ駄目、そこでもう、リハーサルが全部ぶっとんじゃって、ガンガン出ちゃったりしないと、これはトータルでかっこいいものになんないんじゃないかって、その場で崩しにかかんなきゃいけないと思っちゃう。
林:やっぱりバトルだよね。
KOHEY:そうだね。リハーサルとかは全然暴れないんですけどね、本番始まって、そっちに行った方が絶対かっこいいってビビッて。
林:バトルって言葉で思いついたんだけど、麗蘭でチャボさんと回転木馬にしてもガラガラヘビにしても、ギターの掛合みたいなのがあるじゃない、あれは相当、俺にとっては快感なんだけど(笑)
もちろんリハーサルで決まってるんだけどさ、でも毎回ステージで違うでしょ?受け答えがあれは本当に自分の気持ちの中でバトルしてる感じなの?
KOHEY:うーん。バトルっていうかね、楽しいんですよね。チャボさんと一緒にギター弾くのってバトルっていうのとはちょっと違う感じがありますよね。
林:チャボさんはよく、「まだ俺は負けねー」って(笑)
KOHEY:一緒にギター弾くのが楽しいんですよ
チャボさんが8章節の後僕も8章節、16章節やったら僕も16章節とかね。
あっこんな感じできたな、こんな感じで、じゃあ、行ってみようかなとか。こんな感じで弾いたけどチャボさんどう思ったかなとか。


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